斉昭公が意図していたルートを辿ってみました。三千本もの梅林が咲き誇る早春も良いと思います。
ただ、制作した徳川斉昭公の思いをくみ取って回るには、晩春から初夏の時期もおすすめです。
中国の朱子学と水戸藩・徳川家の関係も複雑。水戸家は、江戸幕府と天皇家の戦になれば天皇家の味方をして徳川家を残すべしとの密命があったとの説もあり(井沢元彦氏)
偕楽園を一周りした画像
これが偕楽園の表門です。入場自体は無料という商売気のなさが茨城県の魅力!
竹林&杉の林:ここが陰の道。孟宗竹は京都から移してきたとのこと。
緑の小道をゆっくりと散策。人もあまりいなくて静かな雰囲気。徳川御三家や幕末に思いをはせるも良し。日頃の悩みを忘れてしまいましょう。
この日はあちこちで鶯の鳴き声が風流。
ついに好文亭につきました。斉昭公は、ここに人を招いてサロンとして活用。
家臣の80歳以上、領民の90歳以上の方を招いて話を聞いたとのこと。
また、奥方用の部屋がたくさんあってそちらは華やかな屏風があったのに対して武士側の部屋は辞書代わりの漢詩だったりして対比が面白い。
好文亭から見た見晴らし広場。少し離れたところに千波湖が見えます。
一面の梅林。花の時期は壮観!この時(5月上旬)は青い梅の実がたくさんなっていました。
水戸は、初代頼房公そして水戸黄門公、斉昭公と激しい気性と真面目な性格だった主君が度々登場しています。
茨城県の方は、偕楽園や斉昭・頼房をもっともっと売りだして欲しいもの。
歴史や徳川好きには楽しい場所です。
千波湖のほとりにある好文亭カフェ。前の湖では白鳥と黒鳥が仲良く暮らしています。