カテゴリー:歴史と戦国の小説
-
花鳥の夢:狩野永徳は、山本兼一氏自身の命が込められた美世界
戦国時代、安土城・大坂城をはじめとした城や寺社・屋敷を彩った天才絵師「狩野永徳」。彼を描いた傑作小説が、山本兼一氏の「花鳥の夢」。 歴史や芸術に興味がない人でも楽しめる一大傑作です。ただし、軽い物語ではありません。… -
訃報:歴史小説家「山本兼一」氏は職人を書く名人。「夢をまことに」に続く遺作の「平安楽土」は未完
57歳の若さで直木賞を受賞された山本兼一氏が亡くなられました。心よりお悔み申し上げます。 この方の物語は大好きでほとんどの小説を読ませていただきました。2014年2月13日3:10に死去。57歳没。(wiki) 死因は… -
忠臣蔵ベースの【47RONIN】は、西洋人の視点から見た日本の歴史ファンタジー!
2013年公開予定の忠臣蔵をモチーフにしたハリウッド映画が47RONIN! 主役にマトリックスのキアヌ・リーブス、大石内蔵助にラストサムライの真田広之、吉良上野介に浅野忠信と、豪華絢爛なキャストで送る忠臣蔵をベースんした… -
連歌師里村紹巴の物語:覇天の歌
戦国時代の連歌師として有名な里村紹巴(さとむらじょうは)の生涯を描いた物語。 筆者は、岩井三四二氏。 連歌師 里村紹巴とは 織田信長を明智光秀が討った本能寺の変。この直前に催した連歌会に出席していました。 この時… -
刀鍛冶の矜持、いっしん虎徹こと鉄を愛する長曽禰興里の生涯
この本は、江戸時代の刀鍛冶として活躍した長曽禰興里(ながそねおきさと)のお話です。珍しく戦国武将ではなく、刀鍛冶を主役とした小説です。作者の山本兼一氏は2014年2月13日に亡くなられました。 いっしん虎徹には、職人と… -
天魔ゆく空、戦国の開始人「細川政元」を知るべし
覇王の番人で歴史小説を書き始めた真保裕一の歴史モノ第二弾です。 主人公は、室町幕府の管領、細川政元。なお、管領は足利幕府のナンバーツーとして政務に当たる役職で鎌倉幕府の執権や江戸幕府の大老に近い役割です。 細川政元は… -
早雲立志伝:海道龍一朗の北条早雲
下克上の象徴・戦国武将の魁として語られる「北条早雲」の小説です。 北条早雲は、伊勢新九郎盛時と名乗る浪人が伊豆を奪い、相模を奪い、戦国大名に伸し上がったと考えられていましたが、近年の研究で、その通説が否定されています。… -
織田家の後継を決める清須会議のレビュー:三谷幸喜のどたばた喜劇
2013年に公開予定の映画、清須会議。三谷幸喜の映画・小説です。 本能寺の変の後、織田家の後継を決める会議「清須会議」を舞台にした喜劇です。 清須会議のレビューについて この清須会議、現代語で書いてあっ…