陰陽師小野篁が地獄に行く井戸がある六道珍皇寺と閻魔大王の木像

京都東山にある六道珍皇寺は、平安時代の陰陽師、「小野篁(おののたかむら)」が創建したとも云われ冥界の入り口にあたる寺です。

元々、この辺りは平安京の火葬場「鳥野辺」にあたり、ここが六道の辻として地獄の入り口にふさわしい場所だったのです。

六道珍皇寺のご紹介

東山区役所の近くの住宅街にあるお寺。京都府京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595

普段はそれほど、参拝客もいないようでゆっくり見ることができます。近くには清水寺や三十三間堂などや清水焼(京焼)のお店などがたくさんあります。

●六道珍皇寺

六道珍皇寺

●六道の辻

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六道の辻

小野篁の一族には遣隋使で有名な小野妹子、美人で有名な小野小町など様々。百人一首にも歌が収録されている歌人・書道家など多彩な才能を持つ(wiki

わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟

閻魔大王の座像

この中には閻魔大王の木像が堂々と鎮座しています。

六道まいり

閻魔大王さまのご尊顔はこんな感じ。子どもが見たら泣くかもしれません。

地獄への入り口がある井戸も覗き見るだけ

冥界への入り口

ここが井戸です。少し離れたところから覗き見ます。

冥土の入り口がある井戸

普段は閑散としていますがお盆の六道まいりの時期には、たくさんの参拝客が集まります。ゆっくりみたい時は普段の日がおすすめです。六道まいりの時は朝一番に迎え鐘を鳴らす行列が何百メートルもできるそう。

8月の13日から始まり16日の五山の送り火に終る盂蘭盆(うらぼん)には、各家に於て先祖の霊を祀る報恩供養が行われるが、その前の8月7日から10日までの4日間に精霊(御魂 みたま)を迎えるために当寺に参詣する風習があり、これを「六道まいり」あるいは「お精霊(しょうらい)さん迎え」ともいう。六道珍皇寺の公式サイト

六道まいりの様子を描いたブログ:MEMORY OF KYOTOLIFE

大文字焼で有名な五山の送り火はこの六道珍皇寺に関係があるわけです。

「六道輪廻」といい、仏教で死者が転生するところです。地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天上道があります。ただし、地獄道、餓鬼道、畜生道が三悪道。最初にどこへ転生するかは閻魔(えんま)さんが決めます。地獄道に堕ちても永遠に地獄道なのではなく、それぞれの寿命がきたら別の世界へ転生します。ご住職の話

人間道も六道の一つ!

幽霊子育飴

すぐ近くには、あの幽霊子育飴のお店があります。

命をつないだ飴の由来 今は昔、慶長四年京都の江村氏妻を葬りし後、数日を経て土中に幼児の泣き声あるをもって掘り返し見れば亡くなりし
妻の産みたる児にてありき、然るに其の当時夜なよな飴を買いに来る婦人ありて幼児掘り出されたる後は、来らざるなりと。幽霊子育飴

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