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ドラマ半沢直樹第4話の名言「組織の常識と世間の常識が一致していること」に感銘!
- 2020/8/18
- 歴史に学ぶ職場対応術
日曜劇場「半沢直樹」第4話で、半沢直樹が、部下の森山に語った内容が名言すぎたので残しておきたいと思います。
半沢、絶体絶命!カギは因縁・大和田!?:2020年8月9日 (日) よる 9時00分〜
時間が無い中、宿敵大和田に会いに行く半沢直樹。その道中で、部下の森山に語ります。その様は、まるで遺言のようと言われるほどでした。
ドラマ日曜劇場「半沢直樹」第4話での名言
銀行をはじめ、私利私欲で動く人達に怒りをたぎらせる森山。それに対する半沢直樹は、自分の信じる3つの信念を伝えます。この時の二人は、師と弟子という感じで胸アツ!
信念を持て
一、正しいことを正しいと言えること
一、組織の常識と世間の常識が一致していること
一、ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されること
これ、いいですよね。特に、組織の常識と世間の常識が一致していること、にシビレました。
歴史や組織運営を学ぶ上で思うのは、時代によって価値観が変わるということ。ある時代に正しかったことが、数十年後に間違っていることはしばしば。時代の変化が早い現代では、数年で価値観が変わります。
昔の証券会社の営業は、夜討ち朝駆け当たり前。バブルのころの企業戦士は、24時間戦えますかがスローガン。しかし、2020年現在、そんな価値観では、会社が存続できません。にもかかわらず、俺たちの若い頃は・・・と昔の価値観を振りかざす上司はたくさんいます。
そんな上司に言ってやりたい言葉の第一が、「組織の常識と世間の常識が一致していること」DEATH(です)。
大組織に守られている人ほど、昔の価値観のまま、生きている時がありますので、時折、自分の常識をチェックしてみましょう。
企業や組織の始まりは、様々な人物が、共通の目的を持って集います。そのため、多くの価値観・常識が混ざり合い、世間の常識とのズレは小さめ。ところが、組織が大きくなればなるほど、組織内で物事が完結するようになっていき、外部とのつながりが少なくなっていきます。そうすると、いつのまにか組織内でしか通用しない常識がまかり通るようになり、変化していく世間とのズレが生じます。
ここで、外部の血や意見を取り入れれば、問題ありません。
しかし・・・わたし達の方が正しいのだとばかりに、外部の意見や新人の意見をさえぎり、聞こうとしない組織になっていることは多いのではないでしょうか。郷に入りては郷に従え。これも大切です。でも、それだけではだめですよね。せっかく、新しい人材が入ってきたのなら、その人の知識・常識を上手く吸収して、生え抜きの人たちの常識をアップデートしていくことが大切。
半沢直樹が言う世間の常識・世の中のためにを忘れて、上司の顔色しか見ていない組織は、まだまだ多いと思います。
組織が駄目になる理由
続いて、半沢直樹の語る組織のだめな理由です。
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自分のためだけに仕事をしているからだ。仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。
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自分のためにした仕事は、内向きで卑屈で醜く歪んでいく。伊佐山や三笠や大和田みたいな連中が増えれば、当然組織は腐っていく。組織が腐れば世の中も腐る。
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森山、これからお前は色んな相手と戦うことになるだろう。だがな、最初の敵はいつも自分自身だ。勝敗は時の運だが、決して自分の構えを崩すな。いつまでも鋭い太刀筋の森山でいてくれ。これは俺の願いだ。
仕事は、お客様のためにであって、自分のためだけにであってはならない。もちろん、100%お客様のためである必要はありません。しかし、自分のため「だけ」にする仕事は、長期的に上手くいかないと思います。
この3つの信条、本当に大切!