日光東照宮では、徳川家康の貨幣制度として作られた慶長大判をモチーフにした大判お守りを売っています。
どうですか?この金色の輝き、なかなかご利益のありそうな輝きでしょう。古代から「金」には特殊な力があり、金を集めることに腐心する人もたくさんいます。
貨幣制度の中でも金貨・銀貨は、特別な存在です。
歴史では、戦国最強武将は誰か?などと武力にテーマをおいて議論が行われます。ところが、現実的には経済力の持つ力は大きく、織田信長が天下を取った理由の一つが経済を握ったからです。
徳川家康と慶長大判
この大判お守りの元となった慶長大判を見てみましょう。
慶長大判、慶長小判および慶長一分判、慶長丁銀および慶長豆板銀を総称して慶長金銀(けいちょうきんぎん)と呼び、徳川家康による天下統一を象徴する貨幣として位置付けられる。wiki
天下を統一したら、貨幣を統一・秤を統一して、全国を一つの基準で治めるのが天下人の役目。徳川家康もその通り、貨幣を統一して徳川幕府の基礎を築いています。
なお、この慶長大判の本物を持っているといくら位の価値があるのでしょうか?
慶長大判金 極美品:16.000.000円
京都の嵯峨野古銭様のホームページでは、1,600万円とのことです。(*^。^*)
スゴイですね!私の日光で買ったお守りも一晩寝たら、本物に変わらないかな?
ちなみに江戸の銀座も徳川家康が作った銀の鋳造商人を集めた場所です。ただ、家康のアイデアではなく秀吉が大坂に作ったものを真似たものです。
徳川家康の小説に出てくるエピソードに、「学ぶことは真似る」ことという話があります。徳川家康と言う人は、当時には珍しく読書家で、源頼朝・北条氏・織田信長・豊臣秀吉・武田信玄など先人の良いところを取り入れて幕府を作っています。
それが、江戸幕府の長続きした要因の一つです。